先日「あおば音楽ひろば」で演奏しましたパルムグレンの「3つの情景による夜想曲」を、後日改めて録音しました。
演奏会でお客様を前に1回限りの演奏をするのと、録音機を前に何度も繰り返し弾くのとでは、やはり感覚が違ってきますね。それぞれ異なる楽しさ・難しさがありますが、そのどちらも勉強になります。
パルムグレンの名曲、どうぞお聞き下さい。
Pianist
先日「あおば音楽ひろば」で演奏しましたパルムグレンの「3つの情景による夜想曲」を、後日改めて録音しました。
演奏会でお客様を前に1回限りの演奏をするのと、録音機を前に何度も繰り返し弾くのとでは、やはり感覚が違ってきますね。それぞれ異なる楽しさ・難しさがありますが、そのどちらも勉強になります。
パルムグレンの名曲、どうぞお聞き下さい。
青葉区役所で毎月1回、開催されてきたロビーコンサート「あおば音楽ひろば」。
夏から続いた緊急事態宣言により、中止や延期を余儀なくされてきましたが、10月から漸く再開されました。
当日は気持ちのよい晴天に恵まれ、多くのお客様がお越しくださいました。皆様と共に音楽の時間を過ごすことができ、とても光栄でした。
今回は、ピアノの詩人ショパンと、北欧のショパンとも呼ばれる、フィンランドの作曲家パルムグレンの作品を演奏しました。この日はちょうどワルシャワのショパンコンクールの本選と日が重なり、偶然にもタイムリーなプログラムとなりました。
ショパンのマズルカ「4つのマズルカ 作品24」は、私にとっては数多くのマズルカの中でも特に好きな作品で、CDにも収録させていただいています。パルムグレンの「3つの情景による夜想曲」は、北欧の長く暗い夜の美しさと恐ろしさ、そして夜が明けてゆく情景を、劇的かつ繊細に描き出した名曲だと思います。
アンコールは、皆様お馴染みのショパンの名曲「ノクターン第2番」を演奏しました。
あおば音楽ひろばの公式twitterアカウントから、演奏中そして演奏後の様子がご覧いただけます。
こちらは、私を小さい時から知っているお客様から終演後に頂いた、とてもきれいなバラの花束。なかなか店頭で簡単に目にすることのない品種だと思います。
また、前回素敵なピアノ型のフラワーオーナメントを下さった方から、今回もセンスと気品あふれるボックスフラワー、そしてハンドメイドのアクセサリーを頂きました。
多くの困難がありながらも、再開にご尽力下さいました実行委員会そしてスタッフの皆様、お越し下さった方々、ありがとうございました。
少し更新が空いてしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、先日フィンランドのタンペレでは、ピアノコンクールが開催されました。第二次予選では、3曲の現代音楽からひとつを選択して演奏することが求められ、その課題曲のうちのひとつが今回ご紹介する作品、アリ・ロンパネンの「菊」です。
よく聞くと、出だしの部分は以前紹介したことのある「Convolvulus」(昼顔)とそっくりですね。昼顔から菊への変身、といったところですが、雰囲気も構成も全く違うものに仕上がっています。沢山の花びらが集まって丸くなったように、左手の細かな音が絶え間なく周回し、その上に神秘的な右手のメロディーが浮かびます。
菊と言えば桜と並んで日本の国花であり、皇室の象徴、パスポートの紋章にも使われている、高貴さを象徴する花ですね。(身近なところだとどうしてもお葬式の花を連想してしまいますが、尊さゆえに使われるということで、花自体に死者を弔う意味はないということを、初めて知りました…)
こちらは、先日いただいた、中秋の名月にちなんだブーケ。真ん丸の菊は、満月そっくりですね。
ちなみに、偶然か否か、コンクールの舞台に飾られた花の中にも、真っ白な大振りの菊の花がありました。 先日9月25日と26日に、二次予選に出場した参加者のうち4名によって初演されました。
蒸し暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
新たな演奏動画を公開しました。
バルト・スパーンの「スターシス II (原題:Stasis part 2)」です。
オランダで活躍する作曲家で、ピアノ曲を始め室内楽作品も多く手掛けています。音楽学と歴史を専攻する傍ら、ロックバンドで演奏していたこともあり、作風にはしばしばポップスの要素を感じさせます。
この曲はピアニスト、ラルフ・ファン・ラートのために書かれた3部作のピアノ曲「Stasis」の第2部にあたります。無限ループにはまったように繰り返されるモチーフが、ソステヌート・ペダルの効果により、宇宙空間を漂うように響きます。
久しぶりに、現代音楽ではない作品の演奏動画です。
私の大好きな作曲家の一人、フランシス・プーランクの「エディット・ピアフを讃えて(15の即興曲より 第15番)」です。
プーランクの作品の中でも、比較的よく演奏される曲ではないでしょうか。
20世紀前半のフランスを代表するシャンソン歌手、エディット・ピアフの繊細ながら力強い歌声を思わせますこの曲は、メロディーを重視したプーランクならではの名曲ですね。
ちなみに、実際のエディット・ピアフの歌声はこんな感じです。
2019年に、ウィーンの「アルテ・シュミーデ」でリサイタルを行った際に初演した、アリ・ロンパネンの「スノーボールアース」を改めて録音しました。
難易度、そして複雑さを極めた作品を書くというミッションの元に生まれたこの作品は、和声・アラベスク・連打という3つの要素をベースに発展していきます。スノーボールアースとは、かつてあったとされる、地球表面全体が凍結するほど激しい氷河時代の、凍った地球のこと。まさに想像を絶するような凍てつく寒さや、激しい地吹雪を思い起こさせるような曲想です。
ここ最近の連日の猛暑日には、ちょうどいい選曲かもしれません。(笑)
ちなみにこの作品は、私がグラーツの現代音楽科にいたころ、楽譜から音符をできるだけ速く読んで弾く訓練として、レッスンで出された課題でした。しかし、音数の多い曲はある程度覚え込むことなしには弾けないですね…(そして、譜めくりの時間がないことも)。
6月3日、フィンランドのエスポ―にて、私の作曲したピアノのための小品「Lacerta」と「5拍子のワルツ」が初演されました。
これまでも時々折に触れて紹介してきた作曲家の友人、アリ・ロンパネン氏はピアニストでもあり、昨年のクリスマスから何度か延期になっていたコンサートがようやく実現したようです。
夏の花」と題されたプログラムは、フィンランドと日本の作品で組まれ、ロンパネン氏の作品とシベリウス、パルムグレン、三善晃、そして私の曲が演奏されました。
会場は子供のための文化施設で、自然あふれる外の公園にピアノを設置しての屋外コンサートでした。この日は気持ちよく晴れ、演奏中もずっと鳥がさえずっていたようです。
現地でもコロナ禍による規制でなかなか思うようにコンサートが開催できない時期が続いていました。今回も直前まで開催が危ぶまれたようでしたが、久しぶりの演奏会にお客さんも喜んでいたそうです。
演奏中のアリ (© Ari Romppanen)
このような穏やかな雰囲気の中、その場にいらした皆さんに楽しんでいただけたようで、私もとても幸せに思います。
素敵なプログラムと共に演奏してくれたアリ、そして聴いて下さった皆さんにこの場を借りて深く感謝いたします。
もう1曲、動画を公開しました。
フィンランドのギタリストで作曲家のカイ・ニエミネンの「バートルブース」 です。
バートルブースとは、フランスの作家ジョルジュ・ペレックの小説「人生使用法」の登場人物。ジグソーパズルに没頭する彼を軸に、アパートの住人の奇想天外な物語が展開されます。全100章、登場人物が1000人を超える長大な小説ですが、ユーモアに溢れる各エピソードがパズルのようにつながっていき、次の展開にいつもわくわくさせられます。
このピアノ曲も、小説同様ユーモアがちりばめられ、ハーモニーなど少しフランスの香りのする曲です。
最近、定期的に演奏動画を撮りアップするようになりました。
以前、ウィーンでお世話になったコロンビアの作曲家、アレハンドロ・デル・ヴァレ=ラッタンツィオの作品を紹介しましたが、この度新たに「ソナチネ」(2020) を公開しました。
ラテンのリズムと教会旋法的なカラーが特徴の曲です。お楽しみ下さい!