• インタビュー記事掲載 (フィンランド作曲家協会会誌「コンポシティオ」)

    フィンランド作曲家協会によるインタビュー(英文)が、会誌「コンポシティオ」12月号に掲載されました。

    主に私とフィンランド音楽や現代音楽、先月トーキョーコンサーツ・ラボでの演奏会にて初演させていただいたアリ・ロンパネン氏の「インテルメッツィ」 、また2025年3月発売予定のCDについてもお話させていただきました。

    このような機会をくださり、また私の拙い話を素敵な文章にしてくださった編集部の皆様に感謝申し上げます。

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  • 演奏動画:「インテルメッツィ」(A. ロンパネン)

    先月のシンポジウム・演奏会で演奏させていただいた楽曲の中から、アリ・ロンパネン氏作曲「インテルメッツィ」の演奏動画をアップしました。

    いつどこで演奏しても、初演はやはり緊張しますね。また演奏する機会があったらもっと曲の神髄まで表現したいです…!

     

     

  • 「日本とフィンランド ― 作曲家による対話」に出演しました

    ちょうど1週間が経ってしまいましたが…去る11月1日、トーキョーコンサーツ・ラボで行われたシンポジウム&演奏会「日本とフィンランド ― 作曲家による対話」が無事終演いたしました。

     私は演奏会の部で、アリ・ロンパネン氏のピアノ曲「インテルメッツィ」(世界初演)、望月京氏のフルートとピアノの作品「インテルメッツィI」を演奏させていただきました。お二方の素晴らしい作品、そして共演してくれた齋藤志野さんに深く感謝いたします。

    また前半のシンポジウムでは、両国で活躍される音楽家の皆様の貴重なお話を聞くことができました。

    今回、国境を越えた音楽交流の場に関わる機会をいただけて大変光栄でした。この会に携わられた全ての音楽家の皆様、スタッフの皆様、雨の中お越しくださったお客様など多くの方々へ御礼申し上げるとともに、今後も精進していきたいと思います。

    皆様ありがとうございました!

  • 「ムジカ・アエレア」ヨエンスー公演

    CD録音が終わった翌々日、フィンランドに飛びました。
    ヨエンスーにて、サーカス・音楽・描画の混合作品「ムジカ・アエレア」の上演に参加するためです。

    「ムジカ・アエレア」は昨年のアーティスト・イン・レジデンツにて出演者同士で共同で制作した、お互いの演奏・演技を見聞きしながら即興していく作品です。
    8月15日にはナユッタモという劇場で、8月16日には「ヨエン・ユオ」というイベントの一環で、市場にある屋外の舞台で上演しました。

    空港からの移動中、なんと虹が!恐らく十何年ぶりに見ることができました。

    酷暑の日本と打って変わって、日本の秋に近いような気候。朝晩は冷えますが、久しぶりのヨーロッパの気候を思い出しました。

    リハーサルでは試行錯誤の繰り返し。ナユッタモとヨエン・ユオ両方の本番は、どちらも違ったものとなりました。普段私が演奏会で演奏するのとはまた異なる体験ができ、とても良い刺激を受けることができました。 

    ナユッタモにて

    当日はあいにくの雨模様でしたが、多くの方が観にいらして下さいました。(偶然ですが、現地のサッカーチーム「イッポ (Jippo)」で活躍中の3名の日本人選手も来てくださいました!)

    稽古場そして前日に上演の機会を与えてくださったナユッタモの皆様、現地のオーガナイズでも大変お世話になった、ヨエンスー音楽祭のヤンネさんとスザンナさん、そして出演者のサッラさんとアリさん、ありがとうございました!

    また今回の渡航・企画をご支援いただいたテレパートそして笹川財団の皆様にも深く感謝申し上げます。

  • ウィーンでの演奏会「Brücken – Siltoja – Hashi (橋)」

    少し日にちが経ってしまいましたが、去る1月26日に、ウィ―ンのアルテ・シュミーデにて演奏会に出演してまいりました。

    以前にも何度か弾かせていただいた現代音楽の演奏会シリーズですが、今回はオーストリア・フィンランド・日本の室内楽作品を演奏させていただきました。

    リハーサル期間も短く、決して易しいプログラムではありませんでしたが、素晴らしい共演者に恵まれ、皆で作品を作り上げていく過程は本当に楽しく、充実したものでした。作曲家の皆様にも、リハーサルに立ち合い、またはメール等でアドバイスいただき、貴重な時間となりました。

    多忙なスケジュールの中、企画に賛同し一緒に演奏してくれた上野萌華さん、アンナ・グレンツナーさん、素晴らしい作品の演奏をお許しくださった横山未央子氏、久保哲朗氏、セッポ・ポホヨラ氏、ヨハンナ・ドーデラー氏、作品のみならず企画の提案・プログラム構成においても多くの力を注いでくださったアリ・ロンパネン氏、機会を下さったアレハンドロさん、スタッフの皆様、雨の中ご来場くださった、もしくはオンラインでご視聴くださった皆様、温かく応援くださった皆様。本当にありがとうございました。

    なお、演奏会の様子はこちらからご覧いただけます。

     

     

     

     

  • フィンランドでのプロジェクトと演奏会

     この度、混合芸術プロジェクトおよび演奏会のため、フィンランドに滞在してきました。

    前半はピアノ・シンセサイザー・サーカスによる即興パフォーマンス「ムジカ・アエレア」の制作を行いました。異なる分野とのコラボレーション、さらにほぼ完全に即興で演奏するのは初めてでしたが、共にアイディアを出し合い制作していく過程は本当に楽しく、刺激に溢れるものでした。エアリアル・アクロバットのサッラ・ハカンパー、シンセサイザーを担当した作曲家のアリ・ロンパネン、ありがとうございました。

    滞在後半は、3つの演奏会に出演させていただきました。

    ヘルシンキでは、前述のロンパネン氏の作曲個展にて2つのピアノ作品を演奏させていただきました。ヨエンスー音楽祭そしてユーカでは、フィンランドと日本の楽曲によるリサイタルを行う機会に恵まれました。リサイタルにあたり、ロンパネン氏そして日本の若手作曲家・久保哲朗氏にはそれぞれ新曲を提供していただきました。フィンランドで演奏するのは初めてでしたが、とても温かな雰囲気に見守られ、無事に終えることができました。

    (なお、演奏会の様子はこちらからご覧になれます)

    合間には、豊かな自然を堪能することができました。日本とは種類の異なる高木やたくさんの湖、この広大な自然が、歴代フィンランドの作曲家たちの作品にも少なからず影響を与えたのだな…と思いながら、大らかで感慨深い気持ちになりました。

    滞在中現地で親切にして下さった多くの方々、見知らぬ私の演奏を聴きにいらして下さった方々、不在中日本で生徒たちのサポートを快く引き受けて下さった講師の皆様、支えてくれた家族や友人、本当にありがとうございました。

    音楽に携われることに感謝し、引き続き努力して参ります。

  • 日本・フィンランド新音楽協会 講演会・演奏会に出演しました

    11月28日、コロナ禍を経て2年ぶりの開催となった日本・フィンランド新音楽協会による講演会・演奏会が終了いたしました。

    講演会では、国士舘大学准教授の石野裕子先生にご登壇いただきました。第二次世界大戦中、フィンランドではロシアとの2度にわたる戦争(冬戦争、継続戦争)があり、その記憶が現在に至るまでどのように継承されているか、また現在のウクライナ戦争との比較についても、大変わかりやすくお話いただきました。

    後半の演奏会では、戦争の時代に作曲された様々な作品が演奏されました。私はヴァイオリニストの片見悠さんと、アーレ・メリカントの「前奏曲」を演奏しました。継続戦争の真っ只中に作曲され、彼自身も苦境に悩まされてきましたが、それを微塵も感じさせない、力強い曲です。

    今回は微力ながら、企画から携わらせていただきました。素晴らしい演奏家の皆様と、無事に終えることができたことを嬉しく思います。

    お越し下さいました皆様、ありがとうございました。

     

     

     

     

  • シェア奥沢でのリサイタルが終わりました

    もう一週間経ってしまいましたが…

    先週9月4日、シェア奥沢でのリサイタル「音で奏でる自然―光と影」が無事に終了いたしました。

    久しぶりのリサイタルで、1時間プログラムを2回演奏、自分のお気に入りの曲ばかりの選曲、初演曲もあり…ということで、私にとってなかなかこだわりの入った演奏会でした。

    会場のピアノも1917年製で、ちょうどプログラムの曲と同じ年代の楽器。とても温かな音色を奏でてくれました。

    また、会場のオーナーさんがフィンランドの建築や文化にご興味がおありで、控室の椅子や会場のお花の花瓶もアアルトのデザインという、偶然にもフィンランドプログラムにぴったりのコラボレーションでした。

    事前のリハーサルで楽器を使わせて下さり、またプロと変わらぬカメラワークでライブ配信して下さった堀内さん、企画段階から諸々の手続きまで沢山お世話になりました朝倉さん、当日お忙しい中いらして下さった皆様、応援して下さった方々、遥かフィンランドとリモートで繋ぎ、初演曲を聴いていただきアドバイスくださった作曲家のアリ。本当に多くの方々に支えられているのだと、感慨深い気持ちになりました。心から感謝申し上げます。

    ライブ配信の映像も残っていますので、こちらからご覧いただけます。

    そして、初演曲の「エラキス」(アリ・ロンパネン作曲) はこちら。

    さて、現在はこの本番が終わるまで放置していた曲たちを慌てて練習中です💦 次は9月21日(水)、昨年に引き続きあおば音楽ひろばに出演させていただきます。今年はフルートの齋藤志野ちゃんとの共演。久しぶりの室内楽が楽しみです!

  • 第8回日本・フィンランド新音楽協会演奏会

    先日5月25日に、駐日フィンランド大使館において、私の所属する日本・フィンランド新音楽協会による演奏会が行われました。

    今季を持って任期満了を迎えられるペッカ・オルパナ大使ご夫妻への感謝を込め、様々なフィンランドと日本の作品が演奏されました。歌やトリオ、邦楽など編成も変化に富み、皆様の素晴らしい演奏を楽しむことができました。私は今回、ロンパネンの「桜」 そして「菊」を演奏させていただきました。

     終演後に大使ご夫妻、ご出演の皆様と共に。

     終演後には穏やかな雰囲気で、レセプションも開催され、フィンランドの軽食と共に歓談のひとときを楽しみました。

    これまで毎年開催していた大使館での演奏会ですが、今回はコロナ禍を経て3年ぶりの開催でした。こうして対面で文化的交流ができることの素晴らしさを、改めて実感しました。

    お世話になりました皆様、どうもありがとうございました。

     

     

  • ウィーンでの演奏会 – Insel / Frieden @ Alte Schmiede

    しばらく更新が空いてしまいました。皆様いかがお過ごしでしょうか。

    先週、以下の演奏会のためウィーンに行ってきました。渡航に際してはまだ何かしら制約があるものの、大きな問題もなく無事に戻って来られました。

    https://alte-schmiede.at/alte-schmiede/recital-2/anna-ihring-eriko-takahashi

    過去にも何度か共演している、コロラトゥーラ・ソプラノのアンナ・イーリンクとの演奏会でした。今回は新作の初演も含め、オーストリアを中心に様々な作曲家の作品を演奏しました。

    今回、それぞれソロの作品も演奏しました。彼女は、エレクトロニクスの作品や (歌ではなく)声色で表現する作品、鋏を持ってカスタネットのように鳴らしながら歌う作品なども披露し、素晴らしい集中力での熱演でした。

    私は、アポステルの「クービニアーナ」から4曲、そしてロンパネンの新作・委嘱作品「カローンの静寂」を初演しました。

    「クービニアーナ」は、オーストリアの画家クービンの、不気味で陰鬱な絵画に着想を得た作品。実は今回、ちょうどレオポルト美術館でクービン展をやっていて、まさにぴったりのタイミングで見ることができました。

    「カローンの静寂」は、冥界の渡し守カローンにより霊魂があの世に運ばれ、裁きのときまで己の人生を振り返る―といった様子を描いています。

    この作品では内部奏法が使われています。ピアノの構造(フレームの位置など)はそれぞれ違うため、当日の朝まで会場のピアノがどのようになっているかわからず、どきどきでした!無事に終えられてほっとしています。

    リハを重ね、私の渡航前から準備を進めてくれたアンナ、リハに立ち会って下さった作曲家の皆様、会場のスタッフそしていらして下さった方々、ありがとうございました!